豪雨 - 砂防のありがたさ
7月10日
雨が上がって2日、各地の被害の報道を見て、もっと出来たことはなかったか、、、と思わずにいられない。天災は防げるわけではないが、砂防や、山を健全に保つ取り組み、温暖化(台風などの大型化に影響)への取り組みなど、すぐに結果が出るわけではないが、軽視して目先の経済的利益を優先したが故の被害の拡大ということもあるように思う。山に入り込むような住宅地の開発もそのひとつではないか。
六甲山も度重なる水害、土砂災害の被害があって、砂防が発達したように、被害を最小限にするための、目に見えない地道な取り組みの必要性を感じる。台風の多い日本、ハリケーンの多いアメリカこそ温暖化防止対策に本腰を入れるべき。また手入れのされていない山を放っておくのではなく、雨、台風の時に倒木が山を崩さないように、樹木の健全な密度と、針葉樹(根が浅い)の高木を減らす、舗装した道路を付けた山ならば雨水の排水経路、等々、災害を起こさないための努力が必要だと思う。
今回の雨量は、尋常ではない量だった。六甲山上では4日間の累積で918mmを記録。六甲山の年間降水料が約2000mmだから、ほぼ半年分の雨量が4日間で。(左のグラフは、記念碑台の自然保護センターでの雨量 by国土交通省)5年前の土砂災害が起きたときは660mmだったこと、今回はその1.5倍だったことを思うと、生活道路が崩落して大変な方もいらっしゃるけれど、下山出来るルートがある(裏六甲+トンネルで下山可能)だけでも、恩の字である。
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5日の時点で既にあちこちで土砂崩れが起きていたが、降り止まない雨に、念のため、7日は地域の避難所(六甲山小学校の体育館)で一泊した。海外から来て滞在しているゲストの家族も一緒に。ありがたいことに、ウチ周辺では被害は無かった。
今回、特に感じたのは近隣の助け合いのありがたさ。皆最初は、大雨か、くらいの認識だったのでは? 家の食糧のストックなども特に多いわけではなく、せいぜい3、4日分程度しかなく、道が封鎖され、リュックを担いで徒歩で買い出しかと腹をくくった。すると、ご近所さんたち、特に飲食業の方々が、在庫している食糧を分けると声をかけて下さった。カフェのオーナー山内さんに牛乳の在庫を聞くと十数本あるとのことで、早速3本買わせて頂いた。
感激したのは、六甲山上住民が孤立した(アクセスルートが無い)ことで、小学校の避難所に救護所が設置されていたこと。土砂崩れの横をすり抜けて、豪雨の中、来て下さった医療チームの皆様、神戸市職員の方、消防隊員の方々、3日間泊まりっぱなしだった先生方、厚く感謝申し上げます。災害時、ご家族のこともご心配でしょうに、皆様のプロフェッショナルとしての姿勢に感激するとともに、有り難いやら、申し訳ないやら、、、皆様ありがとうございました。
感激したのは、六甲山上住民が孤立した(アクセスルートが無い)ことで、小学校の避難所に救護所が設置されていたこと。土砂崩れの横をすり抜けて、豪雨の中、来て下さった医療チームの皆様、神戸市職員の方、消防隊員の方々、3日間泊まりっぱなしだった先生方、厚く感謝申し上げます。災害時、ご家族のこともご心配でしょうに、皆様のプロフェッショナルとしての姿勢に感激するとともに、有り難いやら、申し訳ないやら、、、皆様ありがとうございました。
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